『靴下を編む52週』からLineaが完成しました。途中納得いかず編み直しをしたため、結構時間がかかってしまいましたが、満足できる1足を編むことができました。また、今回は久しぶりに同時編みをしたので、その時に感じた同時編みのメリット・デメリットも紹介したいと思います。
Lineaとは?
Lineaは靴下を編む52週の12番目に載っている作品で、Minna Sorvalaさんによるデザインです。作品名であるLineaとは、イタリア語やスペイン語「線」を意味する言葉だそうです。凝ってるように見えますが、実際に編んでみると編み方は複雑ではなく編みやすいパターンでした。(ただし、初めての踵の編み方で苦戦しましたが…)


ゴム編みベースの中にダイヤや交差模様が入っていて繊細で素敵なパターン♪
使用した糸について
私が今回使用した糸は手染め糸を販売しているWoodland GardenさんのEveryday Sockです。カラーはサワークリームアップルパイ。100g 425mで75% メリノウール、 25% ナイロンのソックヤーンです。黄色とと黄緑の間のような絶妙なカラーが素敵で購入しました。Woodland Gardenさんは、ブラウンを中心とした手染めならではのニュアンスカラーの糸が多くあり、また購入したいなと思っています。糸も柔らかく、編みやすかったです。
編んだ感想
この靴下はつま先から編むパターンで、ゴム編みベースにダイヤ模様と交差模様を組み合わせて編んでいきます。最初はチャートと睨めっこしながらでしたが、慣れてくるとチャートをを見ずに編むことができました。
踵はドイツ式の編み方。この踵は初めて編むため、少し戸惑いましたが、慣れると編み方自体は簡単だと思いました。しかし、サイズ調整がうまくいかず片方完成した後に全て解いて編み直しました🥲ゲージはほぼ指定通りになったのですが、指定の足底の長さまで編んでから踵を編むと、小さく出来上がってしまいました。(踵だけきつく編んでしまったのか編み方が違うのか… 理由は不明🤔)

また、最後の伏せ目を通常の伏せ方をしたらきつくて足が入らなくなってしまいました。(涙)なので、泣く泣く全て解いて編み直すことに… 2回目は縫いどめで伏せました。伸縮力があり、かつ綺麗に伏せることができたと思います。
同時編みについて
1回目の大きさを参考にしながらサイズ調整をし、2回目は同時編みで編むことにしました。同時編みのいいところは、なんといってもサイズ合わせのために段数を覚えておかなくてもいいところです(笑)。左右の段数をいちいち数えなくてもいいので、楽に編むことができました。
もう1点は、片方で満足してもう片方を編まなかった!というのを避けられることです。(SSS:セカンドソックシンドロームと言われているようです。)2足同時に完成させられるのがいいですよね。

しかし、久しぶりに同時編みをしてみてデメリットも感じました。2点あり、1つ目は、糸やマジックループの位置を変えるのが面倒なところです。編んでいると、針や糸の場所をこまめに変えないと絡まってしまうので編むのに時間がかかってしまうように感じます。2つ目は、編み進めるにしたがって重くなり、編みにくくなることです。靴下編みはコンパクトでモバ編みにも適しているのがいいところだと思うのですが、同時編みをすると後半は重いのと針や糸の位置調整で編むのが大変になってくるなと感じます。

私はSSSになりがちですが、総合的にいうと片方ずつ編んだほうが楽だし編み上がるの早いので、片方ずつ編む方が好きかも!
まとめ
紆余曲折ありましたが、最終的にお気に入りの1足を編むことができました。初のドイツ式の踵はあみ終わってみると編み地も穴がなく綺麗でフィット感があり履き心地も良かったです。


52足チャレンジ5足目!(製作期間は28日!)